新刊

 

土壌と界面電気現象
土壌分類とインベントリー 養液土耕と液肥・培地管理 ダイズの生産・品質向上と栄養生理
土壌生成と重金属動態  施肥管理と病害発生
「植物の根圏環境制御機能」「植物土壌病害の抑止対策」「根粒の窒素固定」
「水田土壌とリン酸」 「浄水処理ケーキ」 「作物の栄養診断」
「土壌のバイオマス」 「養液栽培と植物栄養」 「植物栄養特性の遺伝的側面」
「金属関連化合物の栄養生理」「土壌の有害金属汚染」 「土壌構成成分解析法」
「土壌構成成分解析法(2)」「土壌構成成分解析法(3)」「土壌構成成分解析法(4)」
「低pH土壌と植物」 「植物と微生物による環境修復」 「ケイ酸と作物生産」


土壌と界面電気現象
―基礎から土壌汚染対策まで―

日本土壌肥料学会編
B6判 224頁  発行 2017.3
定価:本体3,530円+税
ISBN978-4-8268-0225-3


<目次より>
T.土壌における界面電気現象と農業・環境
U.拡散電気二重層とDLVO理論の基礎
V.界面動電現象とその利用
W.表面電荷の測定とモデル
X.柔らかい粒子の電気泳動と静電相互作用
Y.微生物の付着とバイオフィルム形成
Z.エレクトロカイネティック法を用いた汚染土壌修復技術
[.放射性セシウムの粘土粒子への固定と現地除染法

土壌は多量の電荷を持っており、多い場合は1m³あたり1億クーロンに達する。これは、1kWhの電気ストーブを120日間利用する量に相当する。この特性は、土壌に様々な現象を引き起こし、農業や環境問題にも影響する。近年、細胞、微生物、腐植物質などの柔らかい粒子の理論が発展し、界面電気現象の理解が進展した。本書では、それらの現象を紹介するとともに、その基礎となる理論と測定法を紹介する。また、重金属や放射性物質で汚染された土壌を修復する際には、界面電気現象の知識が利用される。土水環境の浄化・保全を図る上で重要となる界面電気現象と具体的技術対策例も示す。




土壌分類とインベントリー

日本土壌肥料学会編
B6判 122頁 発行 2014.2
定価:本体2,120円+税
ISBN978-4-8268-0223-9


多分野で利活用が進んでいる
農耕地土壌インベントリー、
国内の主要な土壌分類大系の
概要と課題などを紹介。

 




土と炭化物 炭素の隔離と貯留

日本土壌肥料学会編 
B6判 160頁 発行:2013.1
定価:本体2,300円+税
ISBN 978-4-8268-0212-3

土壌中の炭化物を定性的・定量的に分析し、地球温暖化対策や
農業への利用、炭化物生成当時の記録・情報により過去の環境
推定など、最新の知見をもとに詳述。



土壌環境中の有害元素の挙動 
放射光源X線吸収分光法による分子スケールスペシエーション

日本土壌肥料学会編 
B6判 176頁 発行:2012.11
定価:本体2,800円+税
ISBN 978-4-8268-0221-5

土壌元素の分析法として注目の放射光源X線分光法と同分析法で
得られる土壌中における有害元素の形態変化や局所分析、動態など、
最新の研究を解説。



溶存有機物の動態と機能

日本土壌肥料学会編 
B6判 172頁 発行:2011.3
定価:本体2,500円+税
ISBN 978-4-8268-0213-0

森林や農地等の土壌生態系でのDOCの動態(吸収・生分解・流出)や特性、
土壌−河川−海への流入機構、移行と生元素運搬、各生態系への影響などを解説。



農業由来のアンモニア負荷 −その環境影響と対策−

日本土壌肥料学会編 
B6判 208頁 発行:2011.1
定価:本体3,000円+税
ISBN 978-4-8268-0220-6

日本では農業との接点がほとんど論じられてこなかったアンモニアの
科学と測定法を紹介。環境に与える影響に関する最新情報を提供し、
今後の研究展開を誘導。



田畑輪換土壌の肥沃度と管理 −変化の要因と制御の考え方−

日本土壌肥料学会編 
B6判 200頁 発行:2010.9
定価:本体2,400円+税
ISBN 978-4-8268-0219-2

田畑輪換土壌の地力低下要因対策など、肥沃度管理や肥料資材管理
面で重要な課題に対して研究の到達点と今後の展望を明らかにする。



文化土壌学から見たリン

日本土壌肥料学会編 
B6判 196頁 発行:2010.9
定価:本体2,400円+税
ISBN 978-4-8268-0218-5

土壌がそこに生活している人々に与える影響を探求し、今回はリン酸
について、その姿を、自然科学と文化土壌学の側面から追う。



土壌の原生生物・線虫群集 −その土壌生態系での役割−

日本土壌肥料学会編 
B6判 176頁 発行:2009.9
定価:本体2,100円+税
ISBN 978-4-8268-0212-3

土壌の原生生物(繊毛虫、アメーバ、鞭毛虫)と線虫の分布や種類、
生態などを紹介し、土壌生態系機能における役割、新しい系統分類
や群集解析などを平易に解説。



土壌肥沃度の評価と管理

日本土壌肥料学会編 
B6判 150頁 発行:2008.8
定価:本体2,200円+税
ISBN 978-4-8268-0209-3

昨今の日本農業は「環境との調和」をはかる必要があり、生産性の追求だけでなく、
環境負荷の軽減という条件下で、高い生産と持続性が求められている。



イネの生産性・品質と栄養生理

日本土壌肥料学会編 
B6判 170頁 発行:2006.9
定価:本体2,300円+税
ISBN 978-4-8268-0204-8

わが国の食糧自給の最重要作物でありながら、栽培面積、収量ともに減少している。
本書では、多収と品質向上への方向性を、栄養生理学的見地から総合的に解説。


養液土耕と液肥・培地管理

日本土壌肥料学会編
B6判 155頁 発行 平成17年9月
定価:本体2,000円+税

養液栽培のうち、近年急速に増加している
のが、イチゴの高設栽培のように固形培地
(ロックウール、土壌、バークなど)を用
いたベットで栽培する「隔離床栽培」と、
施設内の作物に点滴灌水同時施肥を行う
「養液土壌栽培」。本書では各種固形培地
の特性や問題点、液肥管理の基礎原理と施
用上の注意点、新しい研究などを解説。


ダイズの生産・品質向上と栄養生理

日本土壌肥料学会編
B6判 211頁 発行 平成17年9月
定価:本体2,700円+税

タンパク質や脂質を豊富に含むダイズの需
要は年々増加し、日本の年間消費量は50
0万トンに達しているが、国内の生産高は
わずか20万トンで、単位面積あたり収量
も世界の平均よりも20%少ない。そこで、
高品質・安定多収のために最近研究されて
いる施肥法、根粒超着生変異株利用、高タ
ンパク質集積機構などを紹介する。



土壌生成と重金属動態

日本土壌肥料学会編
B6判 157頁 発行予定 平成17年9月
定価:本体2,100円+税

土壌が生成される岩石─鉱物─土壌の過程
で、微量にしか存在していない元素(主に
重金属)の移動や集積がどの様に行われて
いるかはあまり調べられていない。一方、
重金属は食物連鎖によりヒトの健康上に悪
影響が懸念され、その挙動の解明が急がれ
ている。ここではいろいろな分野における
研究の実態や最新の情報を詳述。



施肥管理と病害発生

日本土壌肥料学会編
B6判 160頁 発行 平成16年5月末
定価1,800円+税

植物はもともと病気に対し防御機能をもち、
健全に育っていれば病菌が入ってきても被
害は軽くすむ。お金と労力を掛けて与えた
肥料も、施肥法を間違えばかえって病気を
招くこともある。病気が発生する仕組みや
施肥管理との相互関係、健全に育てるため
の肥料の種類や施し方などを、事例をあげ
各方面から解説。

植物の根圏環境制御機能

日本土壌肥料学会編 
B6判 198頁 発行:平成9年4月
定価:2,200円+税
ISBN 978-4-8268-0139-3


植物は、ストレス要因が存在する土壌で生育する場合、根圏環境を積極的に
改変、できるだけ正常に生育できるようにする機能を持つ。

植物土壌病害の抑止対策

日本土壌肥料学会編 
B6判 180頁 定価:本体1,942円+税
ISBN 978-4-8268-0140-9

土壌病害の発生メカニズムや拮抗菌の役割・効果などの研究事例の紹介と、
肥培管理や作付け体系、微生物資材等による抑止対策を示す。

根粒の窒素固定 ダイズの生産向上のために

日本土壌肥料学会編
B6判 200頁 発行:昭和57年3月
定価:本体1,800円+税
ISBN 4-8268-0056-8


生物による窒素固定の増進は大きな課題である。ダイズに焦点をしぼり
共生窒素固定、有効根粒菌の培養と選抜、挙動など追求した。


水田土壌とリン酸 供給力と施肥

日本土壌肥料学会編 
B6判 173頁 発行:昭和59年8月
定価:本体1,700円+税
ISBN 978-4-8268-0071-6s

リン酸供給力のレベル、施肥量、その判定法、復元田でのリン酸の挙動、
気候条件による変動など、様々な角度から論じた。

浄水処理ケーキ 特性と農業利用上の問題点

日本土壌肥料学会編 
B6判 148頁 発行:昭和59年8月
定価:本体1,700円+税
ISBN 978-4-8268-0062-4


浄水処理で発生するスラッジのケーキ化と共にその理化学的性質、黒ボク
土への施用効果、培土としての利用を論じたもの。

作物の栄養診断 理論と応用

日本土壌肥料学会編
B6判 214頁 発行:昭和59年3月
定価:本体1,900円+税
ISBN 4-8268-0067-3

新しい手法を駆使した診断技術を解説し、今後の栄養診断の発展方向を各
元素の生理作用と植物種反応との関連で追求している。

土壌のバイオマス 土壌生物の量と代謝

日本土壌肥料学会編
B6判 194頁 
定価:本体1,800円+税
ISBN 978-4-8268-0068-6
土壌微生物活性測定への熱量計の応用、畑土壌の養分と微生物バイオマス、
堆肥連用水田の微生物バイオマスなどをまとめてある。

No.K-10

養液栽培と植物栄養

日本土壌肥料学会編
B6判 136頁 定価:本体1,700円+税
ISBN 978-4-8268-0106-5

不明の点が多かった養液の組成についてわかりやすく取り上げ、球根植物
の水耕培養もその一例として一章を設けて解説してある。


植物栄養特性の遺伝的側面

日本土壌肥料学会編
B6判 208頁 発行:昭和62年4月
定価:本体2,000円+税
ISBN 978-4-8268-0092-1


植物栄養学とバイオテクノロジーとの関連を考えるとき、大いに参考となる
基本的な著である。新しい成果を積極的に取り入れてある。

金属関連化合物の栄養生理

日本土壌肥料学会編
B6判 158頁 平成2年
定価:本体1,748円+税 
ISBN 978-4-8268-0121-8

本書で取り上げたムギネ酸、カルモジュリン、メタロチオネインは分子
レベルの化合物。栄養生理と遺伝子との関連を追求している。


土壌の有害金属汚染 現状・対策と展望

日本土壌肥料学会編
B6判 138頁 定価:本体1,800円+税
ISBN 978-4-8268-0131-7


有害金属による土壌汚染は、うすく広範囲に広がりつつあり、汚染現場で
の対応、汚泥施用の問題、さらに新たな汚染源も問題に。


土壌構成成分解析法 新しい手法、新しい考え方

日本土壌肥料学会編
B6判 128頁 定価:本体1,700円+税 
ISBN 978-4-8268-0136-2


実験手法を解説するとともに、得られるデータ例も提示し,さらに利用目的
の背景を述べることにより、ミニ総説的な性格を持つ。

土壌構成成分解析法(2) 新しい手法、新しい考え方

日本土壌肥料学会編
B6判 128頁 定価:本体1,845円+税 
ISBN 978-4-8268-0143-0

酸素同位体土壌地球化学、蛍光X線マッピング装置の土壌への応用、
腐植物質の平均化学構造推定法、土壌-植物系の他感物質の役割。


土壌構成成分解析法(3) 新しい手法、新しい考え方

日本土壌肥料学会編
B6判 128頁 定価:本体1,748円+税
ISBN 978-4-8268-0151-5

ICPによる土壌診断、イオン交換チューブの成分分析への応用、NMR
を中心とした機器分析、GC/MSによる土壌有機物の解析法。


土壌構成成分解析法(4) 新しい手法、新しい考え方

日本土壌肥料学会編
B6判 136頁 定価:本体1,845円+税 
ISBN 978-4-8268-0161-4

ポリアミンの分析法、土壌アンスラキノン分析法と分布特性、土壌セレン
の形態別分析法、ESCA(XPS)-地球化学的試料分析の基礎。

低pH土壌と植物

日本土壌肥料学会編
B6判 240頁 定価2,600円+税 
ISBN 978-4-8268-0152-2

世界的に酸性雨等による土壌の劣化が進み、低pH耐性
植物の選抜や耐性遺伝子のクローニングが火急の課題であり、その核心に迫る。


植物と微生物による環境修復

日本土壌肥料学会編
B6判 156頁 定価:本体1,600円+税
ISBN 978-4-8268-0180-5
産業活動に由来する種々の化合物質・石油・重金属などで汚染された環境の
修復や汚染物質をいかに除去するかが研究されている。
本書では微生物や植物を利用した新しい環境修復(バイオレメディエーシ
ョン)技術の方向性も含め、総合的に解説。

ケイ酸と作物生産

日本土壌肥料学会編
B6判 156頁 定価:本体2,000円+税
ISBN 978-4-8268-0186-7
ケイ酸はイネに対し倒伏耐性、病害虫耐性を増し、それにより収量増加・
品質向上の効果があるばかりでなく、園芸作物などでもその効果が見直
されている。しかも環境負荷も少なく、環境保全型農業、持続安定型農
業に果たすケイ酸の役割と期待が大きい。